【エンジニアのモチベーション管理】古い技術のキャリアを積んでいるときの不安の解消法

モチベーション

筆者は、情報系大学院を卒業後、社内SE6年半、Siler企業でシステムエンジニアを3年務めた経緯があります。

今回のテーマは、古い技術を仕事で扱っているエンジニアさんのモチベーション維持です。

業務上、古い技術を扱うことも多い。。

エンジニアと言っても、開発業務の領域は幅広いと思います。

注目されがちなのは、DX関連やデータサイエンティスト、AI技術などの分野で、そこで活躍したいという方も多いでしょう。

しかしながら、業務上古い技術の開発担当をしていて、なかなかモチベーションが上がらない、という方は多いのではないでしょうか。

新しい開発業務に携われず、不安に思う方も多いでしょう。

筆者自身も、社内SE経験時にCOBOLによるメインフレームや、Lotus Notesという旧型のグループウェアを担当していて、新しい技術系の開発業務に関われない状況が長くありました。

そこでモチベーション維持の観点で記事を書きましたが、具体的には
古い技術に詳しければマイグレーション案件の需要がある可能性があるという点があります。

古い技術を知っていると、マイグレーション案件に強くなれる

現状、企業のIT環境の課題としてよく上がっているが、”レガシーシステム“です。

古いプラットフォームを使用しているため、サポートの問題、保守要員の高齢化、実現機能の制約などの要因で、ビジネス要件への対応やデジタル化が阻害される問題が発生し得ます。*1)

それを解消するのが“マイグレーション”という、企業システムを新しいプラットフォームへ刷新することです。

例えば、かんぽ生命では古くから維持管理されてきたメインフレームベースの基幹システムを刷新し、コスト抑制の実現や、将来的にはビッグデータ解析やAIの活用も構想しています。*2)

また、老舗アパレルメーカーのグンゼでも古くから使われていたグループウェアであるLotus Notesを、テレワーク時代のクラウド環境に対応するため、Microsoft 365に刷新しました。*3)

現在も多くの企業でレガシーシステムの保守が大きな問題になっています。

そして、レガシーシステムを刷新するには、古い技術でもその実務経験がプラスになると考えられます。

実際、僕の前職の同僚でも、レガシーのスキルがある為マイグレーション案件に参入できた方もいました。

レガシーシステムへの理解や、ソースの解読能力などがあれば、移行計画や移行作業でも需要が出る可能性があります。

またマイグレーション案件を経験できれば、新しい技術にも触れられるため一石二鳥です。

古い技術担当をしながら、新しい分野を勉強して、市場価値を上げる

もちろん、古い技術のみに安住することはリスクが伴います。

現状、確かに多くの企業でメインフレームも運用されていますが、将来はそういったITシステムはどんどん刷新されていくことでしょう。

だからこそ、より新しい分野への勉強も必要となってくると思います。

例えば、オープン系やAI技術、DX関連などです。

そうすることで、よりマイグレーション案件への適性も上がってくるとも言えます。

参考リンク

*1) レガシーシステムとは
https://www.ntt.com/bizon/glossary/j-r/legacy-system.html

*2) かんぽ生命が新基幹システムを稼働、ビッグデータ解析やAI活用も視野に
https://xtech.nikkei.com/it/atcl/news/17/013000288/

*3) グンゼが20年間利用してきたNotesを捨てた理由とクラウド移行の要点
https://enterprisezine.jp/article/detail/15151

*4) COBOL マイグレーションの求人
https://jp.indeed.com/Cobol-%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E9%96%A2%E9%80%A3%E3%81%AE%E6%B1%82%E4%BA%BA

コメント

タイトルとURLをコピーしました